読書の話ではなく、本のそばにあった時間の話です。

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📻 猫の古本屋


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📻 アビ蔵放送局

📚 ねらわれた星

✍ 星新一

ねらわれた星

アビ蔵:

この表紙、なんだか不思議な未来感があるよね。昔のSFのワクワク感がぎゅっと詰まってるみたい。

バステト:

うん、星新一さんの作品って、その独特の静けさというか、少しぽつんとした感じが出てるよね。本棚のこの場所にあると、特別な空気が漂う。

アビ蔵:

そうそう。夜遅くにこの棚の前でパラパラめくると、時間が止まったみたいに感じるんだ。文字の隙間から、「狙われた星」のちいさな緊張感がちらっと見えるようで。

バステト:

何気ないけど、どこか切なさがあるのも星新一さんの空気だよね。本を手に取った瞬間に、物語とは別の余韻が余るというか。

アビ蔵:

たしかに。他の棚の本と違って、ここにあるだけで少し冷たい風が吹き抜ける感じがするよ。宇宙のひろがりと孤独が同居してるみたいで。

バステト:

だから、読みかけの栞を挟んだまま置いておくと、不思議とそこに物語の続きが待ってる気がする。昼間の古本屋にいるのに、夜空の星を見上げたくなる気分。

アビ蔵:

星新一さんの作品は、読書の時間も空間もゆらすんだな。古本屋の静かな午後にぴったり、この棚のひとつの風景として存在しているね。

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