ラジオで流れたことばを、すこしだけ立ち止まって読む場所です。

※本棚と季節について、もう少しだけゆっくり考えてみるコラムです。

本棚には、その人の季節が残ることについて、やさしく整理します。

春に開く本があります

毎年手に取る本があります。

桜の頃になると思い出します。

内容を覚えているわけではありません。

それでも開きたくなります。

本棚には、その季節を呼び戻す本が並んでいます。

夏の匂いがする本もあります

少し日に焼けた表紙です。

古いしおりが挟まっています。

冷たい飲み物を思い出します。

窓から入る風も思い出します。

本の内容より先に、その頃の空気が戻ってくることがあります。

秋になると本棚を見たくなる

読むためではありません。

並んだ背表紙を眺めます。

昔買った本を見つけます。

忘れていた本もあります。

本棚は記憶の棚でもあるのかもしれません。

冬の本は少し静かです

夜が長くなります。

部屋の灯りが暖かく見えます。

読みかけの本を開きます。

また閉じる日もあります。

冬の本は、急がなくてもいい顔をしている気がします。

本棚には時間も並んでいる

本だけが並んでいるわけではありません。

季節も並んでいます。

その頃の暮らしもあります。

忘れかけた景色もあります。

猫の古本屋も、そんな流れの中にあります。

🎁 本棚の話、ここにあります。

よくある質問(Q&A)

本棚を見ると昔を思い出すことがありますか?
あります。本棚には本だけでなく、その頃の暮らしや季節の記憶も残っていることがあります。
同じ本を季節ごとに読み返す人はいますか?
います。特定の季節になると自然に手に取る本を持つ人は少なくありません。
本棚を整理するときは全部処分した方がいいですか?
無理に減らさなくても大丈夫です。思い出や時間が残っている本もあります。
📚 「本棚を見ていると、本より先に季節のほうが戻ってくることがあります。」

🐾 こういうの、手元にあると、案外いいんです。

📻 読書や本棚に興味を持ったときに。


古本屋になろう! [ 澄田 喜広 ]

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