夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第54夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中にふと、あの壺から立ち上る香りが思い浮かんだんだ。

バステト:あの黄色っぽい陶器の壺だったっけ。蓋を開けると同時にふわっと、いつもより刺激的な香りが抜けてくる。

アビ蔵:そう。ニラの赤みがかった緑色が透けて見える感じ。唐辛子がぎゅっと詰まってて、ちょっと見ただけでピンとくる。

バステト:箸で小さくすくうと、じゅうっと焦げたような香ばしさが鼻の奥にチラリと残るんだよな。

アビ蔵:ラーメンに入れた瞬間の湯気と混ざって、ふわりと鼻をくすぐる辛味の予感。そこから、ぱくっといったときのさくっと感が忘れられない。

バステト:たしかに。壺の中はしっとりしてるのに、使うとひと口目がさくっと弾けるような食感がある。

アビ蔵:夜の冷えた空気の中、レンゲでスープをすくっているあの時間。壺ニラの辛味がじわじわと溶け出していく。

バステト:あの小さな壺が、まるで夜の隠し味みたいだった。どこか懐かしくて、間違いなく目が冴える。

アビ蔵:食べ終わった後には、まだ喉に辛味がほんのり残って、まるで小さな灯りのようにじんわりと消えていく。

バステト:うん、火照りの記憶がちょっとずつ遠ざかる感じが妙に忘れられなくて。夜にだけ、また目を閉じて蘇るんだ。

アビ蔵:でも、その辛さの理由や正体はいつもぼんやりとしていて、壺そのものが夜にだけ存在するみたいに思っちゃうよね。

バステト:夜だけの秘密っていうのが、何よりその壺ニラの魅力なのかもしれない。そんな気がしてさ。

よくある質問(Q&A)

壺ニラの辛さが感じられるのはいつですか?

夜の冷えた空気の中で感じられます。

🍽 なんとなく、浮かんできたもの

あとで、思い出したら。

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