夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第32夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜になると、ふわっとした甘さが浮かんでくることがあるんだよね。

バステト:ああ、あさくまのコーンスープのことかな。あのやわらかい、でも濃厚な感じ。

アビ蔵:そうそう。湯気がほんのり指先に触れるくらいの温度で、じんわり落ち着く。

バステト:夜の静けさに、器のふちからすっと立ちのぼる香りが溶けていく感じがして。

アビ蔵:コーンの粒が、ほんの少しだけざらついて、舌に残る感触がなんだか安心して。

バステト:あれは、まるで遠い記憶の手触りみたいに、ほんのわずかにだけ輪郭を持ってる。

アビ蔵:昼とは違う、夜の闇に溶け込む甘さ。甘いんだけど、くどくなくて。

バステト:思い出すと、もう一度飲みたくなるというより、あの時間の空気まで抱きしめるみたいで。

アビ蔵:だから、あのスープは夜だけ蘇るんじゃないかな。きっとそう。

バステト:じっとしてると、ふと、またあの湯気とほんの少しのコーンの感触が手のひらに残る。

アビ蔵:明確な味の記憶じゃない。あの夜の、柔らかな静けさの一部。

バステト:きっとあさくまのコーンスープは、夜の記憶そのものなんだと思う。

🍽 なんとなく、浮かんできたもの

あとで、思い出したら。

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