ラジオで流れたことばを、すこしだけ立ち止まって読む場所です。

※読まなくなった本について、もう少しだけゆっくり考えてみるコラムです。

読まなくなった本を、なぜ捨てられないのかについて、やさしく整理します。

本棚のすみで待っている

読まなくなった本があります。

もう何年も開いていません。

内容も少し忘れています。

それでも本棚には残っています。

不思議ですが、そういう本は案外たくさんあります。

手放す理由はあるのに

場所を取ります。

読み返す予定もありません。

古本屋へ持って行けば片付きます。

理屈だけなら簡単です。

それでも本棚へ戻してしまうことがあります。

本ではなく時間なのかもしれない

その本を買った日のこと。

読んでいた部屋のこと。

一緒に飲んでいたコーヒーのこと。

窓の外の季節のこと。

残しているのは本そのものではなく、その頃の時間なのかもしれません。

読まないことにも意味がある

本棚から抜かれません。

ページも開かれません。

ほこりを払うだけです。

背表紙を見るだけの日もあります。

それでもそこにあることで、なにか役目を果たしているように見えることがあります。

古本屋の棚みたいに

全部を読む必要はありません。

全部を手放す必要もありません。

そこにあるだけでいい本もあります。

たぶん人の記憶も少し似ています。

猫の古本屋も、そんな流れの中にあります。

🎁 本棚の前の話、ここにあります。

よくある質問(Q&A)

読まなくなった本は処分した方が良いですか?
生活の邪魔になっていなければ、無理に処分しなくても良いと思います。
積読のまま残していても大丈夫ですか?
読まない期間が長くても、その本が気になる存在なら残しておいても良いでしょう。
古本を持ち続ける人は多いですか?
読み終えた後も手放さず、本棚に置いている人は少なくありません。
📚 「読まなくなった本が残っているのは、まだ話が終わっていないからかもしれません。」

🐾 こういうの、手元にあると、案外いいんです。

📻 本棚を眺める時間に。


SWITCH Vol.35 No.3 ほぼ糸井重里

📻 この番組をもっと聴く