読書の話ではなく、本のそばにあった時間の話です。

📻 タップで再生

📻 猫の古本屋


ON AIR

番組へのおたよりはこちら

📻 アビ蔵放送局

📚 砂の女

✍ 安部公房

砂の女

アビ蔵:

「砂の女」って、タイトルだけでなんだかザラザラとした感じがするよね。砂っぽくて、でもどこか静かな緊張感もあるというか。

バステト:

ほんとね。安部公房の独特の空気感が漂ってるって感じ。語り口も淡々としているのに、どこか逃れられない感じがじわじわくるのよね。

アビ蔵:

あの一文、「砂は無にならず、そこに有る」、って思わず目が止まったよ。まるで砂の中に何か無言の問いが埋まってるみたい。

バステト:

印象に残る場面は、静かに広がる砂の海の輝き。そこに閉じ込められる感覚が、読後もずっと尾を引くのよね。

アビ蔵:

そうそう。普通の部屋じゃない。まるで時間も空気も別のものに変わったみたいな、あの空間に踏み込んだ感じが忘れられない。

バステト:

その本棚の端っこで、ちょっと手を伸ばしてみたくなる。砂がざわつくような、ふと感じる孤独と問いかけの気配があるの。

アビ蔵:

夜の古本屋で灯りを落として、静かに読みたいね。砂の女の重みが静けさの中で膨らんでいくような気がする。

バステト:

ほんとに。読み終わったあと、砂のざらつきを指先に感じるような。そんな余韻を持つ本ってなかなかないと思うわ。

よくある質問(Q&A)

『砂の女』のタイトルからどんな印象を受けますか?

ザラザラとした砂っぽさと静かな緊張感を感じます。

📚 今夜、本棚から出てきた一冊

📻 この番組をもっと聴く

📻 気が向いたら、応援してください。