夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第134夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の台所、電気の赤いランプがぽつんとついてる。ふと思い出したんだ、あの味噌の香り。

バステト:ああ、あの甘じょっぱくて、少しだけとろりとした雰囲気。さばの身がほどけるように柔らかくて。

アビ蔵:じゅうっとしてない、あの静かな火通し具合。煮汁が薄っすらと皿に残る感じもずっと気になるんだよな。

バステト:たしかに、身の締まりと脂の甘みが混じり合う瞬間って、夜の空気の中でふわっと浮かんでくるような。

アビ蔵:そうそう、そしてあのあご出汁の奥に隠れる、ほんのりした海の匂いがかすかに鼻の奥に蘇る。

バステト:温かさを含んだ味噌の色。黄色が強すぎず、赤でもなくて、なんとも落ち着くトーンだったような気がする。

アビ蔵:食べる前の静けさがちょっと好きで、でもさばの厚みを見てると、思わず箸を伸ばしてしまうんだ。

バステト:箸がさくっと入って、その感触で初めて「ああ、これは夜の味」って思い出すんだよね。

アビ蔵:食べ終わった後のぬるっとした煮汁と、ふとしたときに鼻に還ってくるみそ味、あれは不思議な余韻。

バステト:なんか、それがいつのまにか体のどこかに染み込んでて、夜中に目が覚めた時にまた浮かぶんだ。

アビ蔵:決して華やかじゃないけど、夜だけにじんわり強くなる、そんな存在感。

バステト:そうだね、まるで静かに灯る街灯みたいな。あれって昔の記憶と今が少しだけ重なる瞬間なんじゃないかな。

よくある質問(Q&A)

夜の味噌煮はどんな火加減で調理されていますか?

じゅうっとしていない、静かな火通し具合で調理されています。

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