夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第18夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜になると、ふわっと浮かぶんだよね。あの薄い皮の感触。
バステト:うん、あのゆるやかな黒糖の香りが、そっと寄り添うみたいで。

アビ蔵:手のひらに収まるその軽さ。じっと見つめると、透けるような薄さが思い出される。
バステト:食べると、さくともじゅうっとも違う、繊細な舌触りが胸に残るよね。

アビ蔵:あんこは甘すぎず、ほんのり舌の上を伝う感じ。こしあんか、たまに粒も混じって。
バステト:夜の静けさに、ぽっと灯った小さな明かりみたいに、やわらかく広がっていく。

アビ蔵:思い返すと、誰かと一緒じゃなくても、一人の時間にそっと向き合う甘さだったかも。
バステト:ふとした夜、静かな台所で手に取る、その時間だけの特別な味わい。

アビ蔵:皮の薄さと、あんのやさしさが光と影のように絡みあって、ぼんやり消えていく。
バステト:そうしてまた、夜にだけあの甘みが、ほんの少し蘇っては消えるんだ。

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