夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第127夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中にふと、あの卵の色を思い出したんだ。黄色がじんわり温かくて。

バステト:うん…あのふわっとした卵が、ごはんをそっと包んでてね。見た目はシンプルなのに、なんかずっとそこにある安心感。

アビ蔵:時々、レンジで温め直すときの湯気が冷たい空気に馴染んで、ふわって香るんだよね。ケチャップの甘さもほんのり混ざってる気がして。

バステト:その頃の北極星の店内のざわめきとか、匂いとかまでは浮かばないけど、家で食べるとどこか懐かしさが寄り添ってくる。

アビ蔵:ごはんは一粒一粒が主張しすぎずに、トマト味がやわらかくまとまってる。卵のさくっとした端っこを噛みしめると、ちょっと違う温度差みたいなのが面白い。

バステト:あれって、どこかほんのり甘酸っぱくて、夜の静けさに隠れるみたいな存在だと思わない? 音はほとんどないのに、じんわり刺激される感じ。

アビ蔵:そうそう。手元が暗くても、ほんの少しケチャップの赤がほっとさせてくれる。食べ終わったあとも、その記憶だけがゆっくり深くなる。

バステト:食べた瞬間だけじゃなくて、夜明け前の静かな時にふっとまた思い返しちゃう。何度も味わったはずなのに、全部が少しずつ溶けていく感じ。

アビ蔵:なんでだろうね、あのオムライスだけは、夜の中に一瞬だけ灯る灯りみたいで。

バステト:うん、結局答えみたいなのは見つからないまま、ふわっと夜に溶けていくんだよ。

(静かな間)

アビ蔵:そんなことを思いながら、夜の台所の片隅でじんわり温めるオムライスの姿を、またいつか見てしまうのかもしれないね。

よくある質問(Q&A)

オムライスの特徴的な色は何ですか?

黄色がじんわり温かい色です。

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