夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第144夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中に、ふと思い出すんだ。あの炊きたての白米のことを。

バステト:ほわっと立ち上る湯気の感じ、なんだかしんとした空気に溶け込んでたね。

アビ蔵:粒がひとつひとつ、ちゃんと立ってるみたいで。あのツヤ、まるで小さな光の玉がぽつぽつ並んでるみたいだった。

バステト:炊きあがるときの、じゅうっていうかすかな音も覚えてる。夜の台所で一人、静かに時間が進むみたいな。

アビ蔵:食べはじめはまだ熱くて、口の中でふわっと甘みが広がっていく感じがする。何も足さなくても、不思議と落ち着く味。

バステト:ふと思ったんだけど、翌朝になって冷たくなっても、なんでだろう、香りが変に飛ばずにしっとり残ってるんだよね。

アビ蔵:たぶんあの脱酸素パックのおかげで、空気に触れず、つやつやのまま記憶に染み込むんだろうな。

バステト:夜にだけ思い出せるあの白い粒の存在感って、なんだか言葉にならないんだよね。ほっとするのに、どこか遠い。

アビ蔵:そうそう、だから、夜の静けさを背景にそっと蘇る。あの甘みは、きっと昼間じゃ感じられないんだ。

バステト:ふと小さな粒を噛んだ瞬間、静かな夜の空気がもう一度戻ってくる気がするんだよね。あのまるい光が、また揺れているみたいに。

アビ蔵:白米がただそこにあるだけで、なんだか満たされたような気持ちになるんだ。説明できない、あの儚い温度感。

よくある質問(Q&A)

白米の香りは翌朝どう変わりますか?

香りが変に飛ばずにしっとり残っています。

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