🍜 深夜に浮かぶ食べものの話|北海道男爵のポテトサラダを思い出す頃
夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。
バステト:ああ、男爵の。皮がうっすら、見えるあの感じ。冷たくて、でもどこかあたたかみもあるような。
アビ蔵:つぶし具合が絶妙でさ、なめらかじゃなくて。ほぐれた芋の粒が、ひとつひとつ存在感を主張しているというか。
バステト:だからなのか、口に入れたときにほどける甘さがじわっと広がる。夜の空気のなかで、なんだか余韻に浸りやすいんだよね。
アビ蔵:そうそう。夜の静けさの中で、鼻を抜ける軽い芋の香りがふわっとして、甘さもほんのり鼻腔に残るんだよな。
バステト:いつも食べる時は冷蔵庫から出してすぐで、冷たさが芯に感じるけど、それがすごく夜っぽくて。
アビ蔵:たまに思うのは、その薄い皮があるからこそ、ポテトそのものが逃げずにいられるんじゃないかなって。
バステト:薄皮のざらっとした手触りも、口に入れても消えない。むしろ、夜の記憶としてぽつぽつ思い出せるトゲみたいなものに変わっていく。
アビ蔵:ぽってりと盛られた白っぽい塊に、うっすら彩りを添える人参やきゅうりの小さな断片がまた、夜の闇にまぎれてぼんやり見える。
バステト:それでいて、たまに拾い上げるときのひんやり感が、ふいに身体を冷やすようで。でも味はふかふか甘い。
アビ蔵:食べ終わったあとは、なぜか無音になるんだよね。口に何もないのに、そこにあった温度や甘みがしばらく空気に残る感じが。
バステト:うん、消えたはずなのに、どこかで生きてるみたいに。夜にだけこっそり浮かぶ、そんな食べ物。
よくある質問(Q&A)
ポテトサラダの特徴的な食感はどのようなものですか?
つぶし具合が絶妙で、なめらかではなくほぐれた芋の粒がひとつひとつ存在感を持っています。
📻 この番組をもっと聴く
📻 気が向いたら、応援してください。

