夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第55夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の帳が降りてから、ふと思い出すスープの色ってあるよね。

バステト:そう、あの少し濁った琥珀色。豚骨の奥に醤油が透けて見える感じ。

アビ蔵:じんわり背脂がふわっと浮かぶ、その表面の艶…箸を差し入れた時のとろりとした手応え。

バステト:麺がね、干し中華めんって言葉が浮かぶけど、どこか乾いたざらっとした質感が夜に似合うんだ。

アビ蔵:生ぬるいスープの湯気。熱々じゃないのに、鼻腔をくすぐる優しさがあるっていうか。

バステト:それに、しなやかでコシのある麺のさくっとした食感が、夜の静けさの中で響くような。

アビ蔵:そういや、背脂の塊が一瞬口に残る感じ、夜更けにじわっと脂の甘みが広がっていくあの感覚。

バステト:食べ終わった後に、あの醤油の香ばしさと豚骨の余韻がひとりぼっちのキッチンに残るんだよね。

アビ蔵:しばらくして、口の中の記憶がこっそり蘇って、ふと無意識に「またあれが恋しいな」ってなる。

バステト:夜にだけ許された、そんなぼんやりした存在感。名前はわかっても、それをどう言葉にすればいいのか。

アビ蔵:静かな時間の中で、またぼんやりと浮かんで消える、そんな夜の友なのかもしれないね。

よくある質問(Q&A)

スープの色はどんな感じですか?

少し濁った琥珀色で、醤油が透けて見えます。

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