夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第62夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の台所でふと思い出すんだよな、あのタレの匂い。

バステト:じわっとしみ込んだ甘じょっぱい感じ、夜の静けさに切り込んでくるような。

アビ蔵:焼き始めると、鉄板から立ちのぼる湯気が「ふわ」って拡がる。空気が変わるんだよね。

バステト:厚みのあるハラミがほどよく焼けて、耳の近くで「じゅうっ」って小さな音を鳴らす。

アビ蔵:あの赤身のムニュっとした歯ざわり、でも噛むと柔らかくほぐれていく不思議さ。

バステト:脂の甘さが口の中で溶けるのに、次の一口でまた食べたくなる食感。飽きずにいけちゃうっていうか。

アビ蔵:それに、形の不ぞろいさがなんか味わい深くて、見た目だけで満足できない感じがするんだ。

バステト:ひと塊を切り分けて味わうとき、まだ温かさがちゃんと残ってて、余韻がふわりと肩越しに漂う。

アビ蔵:夜が深まるほど、あのタレの記憶が静かに蘇るのはなんでだろう。あの味が夜と馴染んでいく感じ。

バステト:それはきっと、柔らかくとも力強いその肉の存在感が、夜の空気に溶けるからかもしれないね…。

アビ蔵:夜中の静寂に染み込むように、言葉にならない記憶だけを残していく。

バステト:終わったあとも、ずっと鼻の奥に「ふわ」っと、かすかな温もりを感じるんだよね。

よくある質問(Q&A)

夜の台所で思い出されるタレの匂いはどのように表現されていますか?

甘じょっぱい感じで、夜の静けさに切り込んでくるように表現されています。

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