夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第99夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の台所から、ふわっと甘い匂いが立ち上ってくるんだよね。

バステト:ああ、人形町今半のすき焼きの香り。あの割下の匂いって、ちょっとだけ特別で。

アビ蔵:じゅうっと音が小さく響いて、肉が踊るように焼けてる。すぐそばに寄って、あの脂の溶け方を見てしまう。

バステト:そうそう。ロースの赤身が光ってて、噛む前にもう口の中で溶けてしまうのを想像しちゃう。

アビ蔵:春菊と長ねぎの緑が並ぶ鍋の中で、白滝がぷるっと揺れてる感じも、不思議と落ち着くんだよな。

バステト:冷たい夜の空気と、熱した鍋の湯気の温度差がちょうどいい。外から戻ってきたときのほっと感みたいな。

アビ蔵:食べ終わった後のもう一度あの割下の余韻が、まだ舌の裏にじんわり残って。言葉にしにくいけど、ずっと思い出してしまう。

バステト:あれって、なんか夜にだけ記憶が鮮やかになる気がしない?昼間はふわっと消えているのに。

アビ蔵:うん。何て言うか、すき焼きの熱が夜の静けさに溶け込んで、ぼんやりした灯りみたいに思い出に灯りをともす。

バステト:いつかまた、あのふわっとした湯気の向こうに戻れるような、そんな感じがずっと離れないんだよね。

よくある質問(Q&A)

人形町今半のすき焼きの特徴的な香りはどのように表現されていますか?

割下の匂いが特別で、夜の台所から甘い匂いがふわっと立ち上ってくると表現されています。

🍽 なんとなく、浮かんできたもの

あとで、思い出したら。

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