夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第173夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中、ふと思い出したんだ。あの焼鳥の、じんわり滲みる塩気のことを。

バステト:そうか…塩だれに浸る時間が長いんだろうね。ふわっと肉に染みて、焦げ目が香ばしい。

アビ蔵:うん、焼きあがるまでの間の静かな時間も好きで。じゅうっと音がし出して、煙がほんのり立つ。

バステト:皮のところがさくっとして、噛むとじわりと肉の旨味が溢れる。手元の温かさも記憶の一部みたい。

アビ蔵:肉の断面の鮮やかなピンク色、塩だれが奥を染めてるのが見える夜の淡い灯り。そんな感じ。

バステト:あの塩、日高昆布にピンクソルトと岩塩を合わせてるんだって。味に深みがある気がするね、夜空みたいに。

アビ蔵:食べ終わったあと、口の中にふわっと残る香り。焦げた皮の余韻が、ぼんやりと思い返させる。

バステト:たぶん、あの塩だれのおかげで肉の味がシンプルじゃないんだよね。夜の静けさに馴染んで、離れない。

アビ蔵:そうそう、むせるような煙とは違うんだ。溶け込むような匂い…それがいつの間にか懐かしくなって。

バステト:手で持った時のずしりとした重さも、ひとつの記憶の手触りなんだよね。まだ温かくて。

アビ蔵:静かな場所、焦げ目の香ばしさ、ジューシーな肉汁が溶けだす瞬間。思い出が、ぽつりと灯るようだね。

バステト:ふっと夜の空気の中でだけ、また蘇るんだろうな。やっぱり焼鳥って、そんな夜の友だね。

よくある質問(Q&A)

焼鳥の塩だれには何が使われていますか?

日高昆布、ピンクソルト、岩塩が使われています。

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