夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第20夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵
夜になると、ふわっと冷たい海の香りが思い出されることがあるんだ。

バステト
ご飯の上に、つやつやと輝く小さな粒たちが、ひっそりと並んでいるのを思い浮かべる。

アビ蔵
甘めの白醤油のたれが、じっと冷たさを包み込んで、口の中に広がる感覚。

バステト
たこのぐにっとした歯ごたえ、ほたてのやわらかさ、サーモンのなめらかさが、夜の静けさに溶けていく。

アビ蔵
6種の味わいが、重なり合うのに、どれも一つ一つ静かに主張している感じ。

バステト
食べ終わったあとは、まだかすかに潮風を感じて、少し時間が戻ったような気持ちになる。

アビ蔵
夜の白い光のなか、何かがじっと心の奥に残って、またいつかそっと思い出すのかもしれない。

バステト
具体的には言えないけど、やっぱりあの時間だけ、海とご飯が少し近くなるような、そんな気がして。

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