夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第42夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜、台所の明かりが小さく揺れて…ふと思い出すんだ、丸武の厚焼き玉子。

バステト:そうそう、アレって…厚みがあるのに、しっとり、ふわって消える感じが妙に残るよね。

アビ蔵:切れ目の断面で、うすーい層が透けて見えるのがたまらなくて。あの黄色、夜の空気に溶け込んでくるようで。

バステト:出汁の匂いも、強すぎないけど…鼻の奥の方でじんわり膨らむ感じ。冷蔵庫で冷やしてても、どこか温かさを想像させる香り。

アビ蔵:「じゅうっ」って焼き目の音は聞こえないけど、あのふわっとした湯気がまだそこにある気がして。

バステト:食べるときの「さく」っていう表面とは違う、中まで染みる柔らかさ。口の中でゆっくり広がる甘みが夜にだけ増幅するみたい。

アビ蔵:それに、切るときに刃先にほんのちょっと卵の熱が残ってて…ひんやりしてるんだけど、何かほのかに温もりを感じる瞬間。

バステト:なんていうか、昼間には気づかなかった、その厚みの中の空気の存在感。丸武の玉子焼きって、そんな風に夜になると別の顔を見せる。

アビ蔵:そう、形はそのままなのに、記憶の中でだんだん輪郭がぼやけてくる。甘みの層だけが少しずつ浮かんで、消えていく感じ。

バステト:だから、また夜が深くなると、つい思い出してしまう。どうしてだろうね、ただの卵焼きなのに。

アビ蔵:たぶん、答えはあの柔らかな温度と匂いの間にあるんだろうな。うまく言えないけど。

バステト:いつの間にか、その甘みの記憶だけが夜の空気に馴染んで、静かに広がっていくんだと思う。

よくある質問(Q&A)

丸武の厚焼き玉子の特徴は何ですか?

厚みがありながらしっとりふわっとした食感で、うすい層が透けて見えます。

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