夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第50夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中にふと、あの酸っぱい匂いが思い浮かんだんだよね。トムヤムクンのスープの香り。

バステト:そうそう、あの「ふわっ」と鼻をくすぐる香り。レモングラスとか、あとなんだろう…ほのかなパクチーの残り香みたいな。

アビ蔵:レンジから取り出した時の、まだ温かい湯気の感じ。熱さが手に伝わって、ほんのり湿った空気に混ざるんだよね。

バステト:あたたかさの中に、ちょっとピリッとする辛さが潜んでる。それを一口飲むと、舌の奥で軽く「じゅうっ」ていう熱さじゃなくて、じわじわ確かに感じる熱。

アビ蔵:海老の見た目も思い出すなあ。赤みが夜の明かりに少し淡く映ってる。ぷりっとしてるけど、あんまりしっかり見えない、そんな半透明な感じ。

バステト:それで、口に入れたときの食感の薄さ、でもスープがしっかり絡んでて。じんわりと広がる酸味と香りが残るから、味覚だけじゃない余韻がやってくる。

アビ蔵:たぶん、この夜の静けさの中で味わうから、余計に記憶に残るのかもしれない。昼間にはあまり感じない何かが、夜の風景と重なっている。

バステト:うん、それで思うのは、トムヤムクンってただのスパイシースープじゃないよね。何かが引っかかって、ふとした瞬間に戻ってくる、不思議な存在感がある。

アビ蔵:だから、食べた後のその、「ああ、あの味がまた来る」っていうぼんやりした約束みたいなものが、なんか好きなんだよな。

バステト:そうかもしれないね。夜の空気に溶けて消えるけど、またいつか思い出すために、どこかにじっとしまわれている感じ。

よくある質問(Q&A)

トムヤムクンスープの香りにはどんな特徴がありますか?

レモングラスやほのかなパクチーの残り香があり、鼻をくすぐる酸っぱい匂いです。

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