夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第61夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中にふと思い出すんだよな、あの…カステラの匂い。

バステト:そうだね、なんか卵の甘い香りがふわっと鼻の奥で広がる感じ。切ったときの、あの断面のしっとり。

アビ蔵:たしか天下文明って名前のだった。一本丸ごと、包丁の音が静かに響いて。

バステト:じゅうっと焼ける音はないけど、焼き上がりの皮のきらっとした薄い膜みたいなのが頭にある。

アビ蔵:上品な甘さが、濃くて重すぎず、だから夜にじわっと思い出すのかな。

バステト:和三盆の余韻が、口の中に残る感じもいいよね。なんか昔の夜中に帰ってきた時の空気と一緒に思い出す。

アビ蔵:一本の迫力って不思議だ。切り分ける前のあの見た目の密度感が、なんとも言えない。

バステト:そうかもしれない。中がふわとしてるけど、ぎゅっと詰まっていて、手に取るとずっしり。

アビ蔵:あの甘さと香りが、夜の静けさのなかでぽつんとぼやけて、また探したくなる。

バステト:思い出すたびに、味じゃない何かが蘇る気がする。そんなカステラ、他にないよね。

よくある質問(Q&A)

カステラの名前は何ですか?

天下文明という名前です。

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