夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第71夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の静けさのなかで、ふと思い出したんだ。あのマンゴーのとろりとした重みを。

バステト:ああ、あのずっしり感。皮の赤いところがまるで夕焼けみたいに透けてたよね。

アビ蔵:一口かじると、じんわりと甘さが広がって、まるで時間がゆっくり溶けていくみたいだった。

バステト:果肉がね、なめらかで、けれど少しざらっとした細かな繊維も感じて…口の中で蕩けるけど、形はちゃんとあってさ。

アビ蔵:手で持ったときの温度も覚えてる。冷蔵庫のひんやりより、少しだけ体温に近い感じ。

バステト:皮の赤さが夜の闇に溶けて、遠くの光のようにぼんやり光って見えた気がしたんだよね。

アビ蔵:ふわっと漂う甘い香りも夜の空気に混ざって、時が止まったみたいだった。

バステト:そうそう、あの香りって、食べる前にはまだわからなくて。齧ってからじわりと開く感じ。

アビ蔵:夜中にまた思い出して、口にしたような気配だけするあの感じは、なんだかわからないけど離れないんだよね。

バステト:あの果実の存在感だけが、静かに夜の記憶の隅っこに残っていて、確かにそこにあったような気がする。

アビ蔵:そう、名前はマンゴー。なのに言葉にすると、いつも少しだけ遠くなるんだ。

よくある質問(Q&A)

マンゴーの皮の色はどのように表現されていますか?

皮の赤い部分が夕焼けのように透けていると表現されています。

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