夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

🍜 タップで再生

📻 第93夜


ON AIR

番組へのおたよりはこちら

📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜の静けさに、ふと思い出すんだよね。鈍く光るスープの色が。

バステト:そう、それ。背脂がじわっと浮かんでて、光が揺らぐみたいに見えてさ。

アビ蔵:みんなが知ってる醤油だけど、なんだか違う匂い。豚骨の甘さがふわって鼻の奥に染みて。

バステト:麺はちょっと太めで、干し中華麺ってことで、歯ごたえがさくっと強い。噛み締めるたびに味が溢れてくる。

アビ蔵:あれって、ひと口目の熱さがじんわり舌に広がって、でもすぐに飲み込んだ後の余韻が冷めていく感じが夜に似合う。

バステト:背脂のまろやかさがスープに層を作るみたいで、飲むたびに少しずつ違う濃さを感じるんだよね。

アビ蔵:あの黒っぽい醤油ダレの味が、強くもなく弱くもなく。だからこそ夜中に重くなくて、ずっと思い出すのかも。

バステト:それに、スープの中に時折沈む背脂が、飲み進めるたびにぷるんと口の中で溶けていく感覚。なんか一体化する、夜にだけ。

アビ蔵:食べ終わった後、椀の底に少しだけ残る油の膜を見ながら、もう一度スープの匂いが戻ってくるみたいな。

バステト:あの静かな、うす暗いキッチンの中で、ゆっくり冷めていくスープの匂い。なんだかまた口にしたくなるんだよな。

アビ蔵:そうやって夜が深まると、また食べたくなる、ただのラーメン以上のものになるんだよね。答えのない馴染み。

よくある質問(Q&A)

スープにはどんな特徴がありますか?

背脂が浮かび、黒っぽい醤油ダレの味がまろやかに感じられます。

📻 この番組をもっと聴く

📻 気が向いたら、応援してください。