夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第51夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜中にふと思い出したんだけど、ボルシチって赤い色がなんか不思議だよね。

バステト:うん、ビーツの色だったっけ。あの深い赤が、暗闇の中でぼんやり灯るような感じがして。

アビ蔵:そうそう。鍋の中でじわじわ煮えてる時の、ふわっと立ちのぼる匂いも、どこか懐かしい。

バステト:冷たい夜にあったかいボルシチを口にする瞬間、スープの熱さがじんわり体を包むのがいいんだよね。

アビ蔵:キャベツやジャガイモがやわらかくなって、噛むたびにほろほろ崩れていく感覚。静かに口の中で広がる。

バステト:あの赤いスープの中に浮かぶクリームの白が夜の灯りみたいで、それだけで少しだけ何かが温まる気がする。

アビ蔵:飲み終わったあとに残る、ちょっとだけ酸っぱい余韻がなんだか忘れられなくて。

バステト:夜が深くなるほど、あの味がふとよみがえって、言葉にならないけど戻りたい場所みたいになるんだよね。

アビ蔵:何がそんなに惹きつけるのか分からないけど、ボルシチって夜だけにそう感じる不思議な味かも。

バステト:またいつか、あの赤いかげりがひっそり立ちのぼる光景を思い出すだろうね、夜のどこかで。

よくある質問(Q&A)

ボルシチの赤い色は何によるものですか?

ビーツの色によるものです。

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