🍜 深夜に浮かぶ食べものの話|おでんを思い出す頃
夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。
バステト:ああ、ふわっと立ちのぼる湯気の匂いが、なんだか昔の冬の夜の空気を思い出させる。
アビ蔵:大根が透明になっていて、じゅうっと染み込んだだしの色がうつくしくてさ。
バステト:玉子のつるんとした表面に、少しだけ温度が残ってる感じ。冷めてきたときの緩やかなぬくもりって、妙に落ち着くんだよね。
アビ蔵:そうそう。あと、ごぼう巻きの繊維がさくっと噛む瞬間にだけ顔を出すんだよ。けっこう存在感あるのに、しつこくない。
バステト:焼き竹輪のほんのり焦げた皮がふわっと香って、また違う風味。夜の静けさの中で、どこか燃えかすみたいな匂いも混ざってる。
アビ蔵:食べる前にその塩味の予感だけで、なんとなく手が伸びてしまう。レンジで温めるときの微かな音も、儀式みたいに感じる。
バステト:揚げボールのふわっと包み込む油の感じが、夜にぴったりで、歯を入れるとじゅわっと出てくるその瞬間、やっぱりここに戻ってくる理由があるのかも。
アビ蔵:昆布も忘れちゃいけない。静かに沈んでいるのに、食べ終わったあとにも、口の奥にほんのり塩味が残っているんだ。
バステト:なんだか味の断片が夜の風景と混ざって、はっきりとは言えないけど、また次も思い出す気がする。
アビ蔵:そう、夜にだけ蘇る記憶って、こういうことなんだろうな。それぞれの具材の温度と香りが、影のように寄り添ってる。
バステト:答えより、そこに漂う空気感をぼんやりと…。それだけで、またあの時間に戻れそうな気がしてくるよね。
アビ蔵:あ、そういえば…第70回のプレゼントのキーワードは「さかみち」だよ。
バステト:覚えておいてね。
よくある質問(Q&A)
第70回のプレゼントのキーワードは何ですか?
キーワードは「さかみち」です。
🍽 なんとなく、浮かんできたもの
あとで、思い出したら。
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