夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

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📻 第16夜


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📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜になると、ふわっとバニラの香りが浮かぶことがあるんだよね。

バステト:そんな時、しっとりした生地の感触がぼんやり思い出される。

アビ蔵:ほんのり甘さが溶けていく、あのクリームのなめらかさ。空気が冷えているのに、口の中は柔らかくて。

バステト:明かりを落とした部屋で、指先でつまんだスポンジがふわっと潰れる感じ。

アビ蔵:解凍した瞬間の、ほんのり冷たいけど、どこか温かみのある風合い。

バステト:静かに切り分けられたあの断面。バニラビーンズの点々が、小さな夜の星みたいで。

アビ蔵:じっとしていると、いつの間にか時間もとろけてしまう。

バステト:食べ終わったあとに、ふと香る余韻…それがいつも夜の記憶を連れてくるんだ。

アビ蔵:名前はすぐには出てこないけど、確かな気配だけが残る…そんな夜のひととき。

バステト:また、あの夜がそっと蘇るように。

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