夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

🍜 タップで再生

📻 第72夜


ON AIR

番組へのおたよりはこちら

📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:なんか夜、冷蔵庫の奥にちょっと冷え残ったあの丸いアイスがぽつんといるの、思い出すんだよね。

バステト:そう、あの厚みのある白いアイス。指先で触れると、ほんのりとしたひんやりさがじわっと広がる感じ。

アビ蔵:溶けてくると、ふわっとミルクの香りが夜の空気の中に漂って。温かい部屋の隅で、ちょっとだけ冷たさが心地いい。

バステト:さくっとした外側の膜はないのに、舌にのせるとやさしいなめらかさがじわっととけてく。口の中で酪王のミルクがじんわり広がる。

アビ蔵:あの濃密な牛乳感なのに、余韻はざらつかずにさらさらしているような、不思議な質感。口中に残るのは、ただの冷たさじゃない。

バステト:夜中にだけ思い出すのは、いつも寝る前のほんの一瞬。眠気の間にひょいと浮かぶ、懐かしい甘さのかけらみたいな。

アビ蔵:ああ、そうだ。手のひらにのせてじんわり溶かしてから食べると、最後のほう、もったりした乳脂の重さが残るんだよね。

バステト:時間とともに、アイスの溶け具合が変わる。その緩やかな変化を夜にひとりで体験すると、妙に落ち着く。

アビ蔵:昼間の暑さの記憶はすっと消えて、ただ静かな温度の中で、あのミルクの存在だけがぽっかり浮かんでる。

バステト:名前は「酪王」だけど、王様の威張りとかじゃなくて、夜の静けさの中でひそかに強い何かをくれるみたいに感じる。

アビ蔵:あれってなんだろう、牛乳ってこんなに孤独に強い食べ物だったっけ、ってふと思う時があるんだよな。

バステト:酪王の黒い文字と白地のコントラストが、暗いキッチンの灯りでぼんやり滲んで、また、思い出すころ合いがくるんだろうね。

よくある質問(Q&A)

酪王のアイスはどのような食感ですか?

さくっとした膜はなく、舌の上でなめらかにとけていきます。

📻 この番組をもっと聴く

📻 気が向いたら、応援してください。