夜のどこかで、ふと浮かんでくる食べものの話です。

🍜 タップで再生

📻 第112夜


ON AIR

番組へのおたよりはこちら

📻 アビ蔵放送局

アビ蔵:夜遅くに、なんとなくおでんのことを思い出してたんだ。

バステト:ああ、あの湯気の感じがふわっとしてさ…寒い部屋の中でじんわり染み入るやつ。

アビ蔵:大根の断面、ほんのり透き通ってて、じゅうっと染み込んだ出汁が目に浮かぶ。

バステト:たまごの黄身が、やさしくほろほろ崩れていく感じ。食感が静かに暮れてくみたい。

アビ蔵:ごぼう巻きの繊維がさくっとするの、夜の静けさのなかでほんの少し音がするんだよね。

バステト:焼竹輪の表面、炙られた香りが空気にひっそり溶け込んで、どこか懐かしい。

アビ蔵:揚げボールの弾力が余韻に残って、噛むほどにまたあの時間が戻ってくるんだ。

バステト:そういえば、昆布の黒い色が湯気に隠れたり現れたりして、夜の闇みたいに揺れてる。

アビ蔵:レンジから取り出した後の、ふわっとした温かさが手に伝わってくるのも覚えてる。

バステト:食べ終わったあと、もう何もないはずの鍋の中にまだ残る気配に、うっすらと安心した。

アビ蔵:夜の間だけ蘇るその感覚は、言葉にしづらいけど、また思い出すんだろうな。

よくある質問(Q&A)

アビ蔵とバステトは何を思い出しているのですか?

二人はおでんの様子や食感を思い出しています。

📻 この番組をもっと聴く

📻 気が向いたら、応援してください。